院長あいさつ
新大田市立病院は、平成25年3月に「建設基本構想」を策定致しましたが、以後7年と長きにわたり事業を進めて参りました。この度、新病院棟開院の運びとなりましたことは、誠に喜びに堪えないところであります。これもひとえに皆様方のお力添えの賜物と厚くお礼申し上げます。
この間には、国の進める医療制度の変更や圏域の医療需要の減少予測などがあり、平成28年に計画病床数を284床から229床へと見直しを行うなど、新病院建設計画の大幅な変更を行って参りました。現在の診療動向や地域の実情を勘案すると、将来にわたり病院を持続的に運営するための必要な見直しであったと確信しています。
新大田市立病院での新たな診療体制では、島根大学医学部の協力も得て、かねての懸案であった整形外科が常勤態勢となり、当地で殊に医療ニーズの高い、整形疾患の加療が拡充されることとなりました。
今後は、医療ニーズの変化にも対応しながら、質の高い医療と人材育成を実践する病院として、地域から信頼され、必要とされる病院であり続けられるよう、スタッフ一同取り組んで参ります。今後とも、特段のご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げます。
2020年5月
院長 西尾 祐二