新人看護職員レポート 2022年1月
新人看護職員が入職して10か月が経過しました。
入職後もコロナ禍で様々な制約の中で、新人研修プログラムも一部変更をしながら学び続けてきました。OJTの中で様々な経験を通し、着実に成長してきました。
また、今年度からJNAクリニカルラダーに基づいた新クリニカルラダーに変更し、全国の標準化した実践力を身に付けることを目標として取り組みを開始しました。新人看護職員はレベルⅠに到達するための学習を進めています。
研修の様子を一部紹介します。
8月 フィジカルアセスメント研修
急変時の対応 ①BLSとAEDの使い方とトレーニング②SBARを用いた報告を行いました。フィジカルインストラクターから急変を発見した場面を想定して、シミュレーション学習を行いました。緊張した面持ちでしたが、落ち着いて、手技を確認しながら実践できました。
また先輩が遭遇した急変の体験談を聞き、イメージを膨らませながら学習をすることができました。今後も定期的にトレーニングをしていきましょう。
研修後、夜勤のひとり立ちをしました。緊張の中でも患者さんに優しく声掛けをする姿を見ていると、今後のさらなる成長が楽しみになります。
9月 多重課題シミュレーション研修・6か月フォローアップ研修
様々な多重業務の場面で救命の視点・患者の安全の視点・時間管理の視点・患者状況の視点・チームコミュニケーションの視点・安心と信頼の視点から考えてどう行動するかを、個人ワーク・グループワークをおこない、発表をして自分たちの考えを共有しました。互いの意見を聞き新たな気付きを得ることができていました。OJTの中で活かしていきましょう。
フォローアップでは互いの悩みや学んだことなどを意見交換しました。そのあと、半年後に向けた課題をラベルワークしました。5か月ぶりのフォローアップ研修だったため、話も弾み、笑顔を見ることができました。1年目終了時の課題達成に向けて、取り組んでいきましょう。
11月 1~3年目看護職員合同研修
看護倫理研修を開催しました。看護倫理と四分割の事例分析シートの活用の仕方を学びました。
受講生が体験した倫理事例から2事例を抜粋して、ステップに沿って4分割の事例分析を行いました。看護職員の倫理綱領に当てはめ、何が問題でどうあるべきかを導き出しました。
グループワークでは卒後3年目が後輩をリードする姿もあり成長を感じる場面もありました。
患者さん・ご家族さんの意思決定に寄り添える看護師に成長してほしいと思います。