第11回 総合診療医出張指導を開催しました
2016年7月21日
7月15日に第11回総合診療医出張指導を開催しました。
講師は小林裕幸先生(筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター教授)で、第1回から4年間にわたって、研修医や医学生を毎年ご指導いただいています。
そして、今回は同センターで後期研修中の奥村信人先生(島根大学医学部出身)にも参加していただき、たくさんのフォローとアドバイスをしていただきました。
午前の外来診療指導では、指導医・研修医・医学生が1つのグループを作り、患者様の協力のもと診療を進めました。
午後は午前中の症例を各自プレゼンテーションし、ディスカッションを行いました。小林先生と当院の山形真吾医師(指導医)が中心となり、1つひとつの症例を深く追求することができ、また、ここでも奥村先生の適切なフォローによって研修医や学生が積極的に参加することができました。
さらに夕方のミニレクチャーでは『成長を促すフィードバック』と題して、小林先生に講演していただきました。数人でグループを作って1つの課題について話し合うことで、院長から学生、看護師や事務員まで一緒になって『育成(人を育てる)』について考えるよい機会となりました。
『診療において見落としてはいけないキーワードは何か』『問診でどこまで掘り下げて聞くことができるか』『相手に伝えるにはどんなアプローチの仕方をするのか』など、今回の指導のポイントは、『言葉』でした。