第12回 総合診療医出張指導を開催しました
2016年9月12日
今回の講師は、山陰の小京都津和野町の医療を支え続ける津和野共存病院の須山信夫院長です。
話し方はゆっくりと穏やかですが、するどい指摘とポイントをついた言葉は、講義を受ける医学生さんの心へまっすぐに届いたようです。
2人一組で行った医療面接のロールプレイングでは、健診結果表1枚の情報を頼りに『健診結果を説明せよ!』というミッション。患者役をした学生の皆さんは完全になりきってましたね!普段、しっかりと患者さんの様子を見ているからこその演技でしたよ。
医師役は『伝える』だけでなく、『(次へ)つなげる』ことがいかに大切で難しいかということを実感したようです。
講演会では、『地域包括ケアにおける津和野町の取り組み』についてお話ししていただきました。今現在の問題だけでなく、10年先、20年先の地域を見据えた取り組みについて、院内外からの約50名の参加者も熱心に耳を傾けていました。
数年後、医師となって第一線で医療を支えていく学生の皆さんと一緒に、地域医療を考えるよいきっかけとなりました。
常勤医4名で対応している津和野共存病院。お忙しい中で時間を作ってきてくださった須山先生、そしてお留守を守ってくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。