総合医セミナー(内科編)を開催しました
2021年11月4日
10月20日(水)と27日(水)に医学生に対する総合医セミナーを開催しました。
『腰椎穿刺術』
山形 真吾先生の指導のもと、シミュレーターを使用して髄液採取の練習をしました。
腰椎は5つの椎骨からなる脊柱最大の部位で、おしりの上のあたりにあります。
腰椎穿刺は第3~4または第4~5の腰椎間腔から穿刺を行います。
腰に長い針を刺して髄液を採取する……相手は腰部の形をしたシミュレーターですが、
なんだか医学生達の緊張感が伝わってくるようでした。
『心雑音のABC』
高橋 伸幸先生による、心雑音についての講義を行いました。
多くの医学生から「とても分かりやすい!!」と好評の高橋先生のレクチャー。
苦手な学生も多い心電図の波形の解説を、要点をしっかりと抑えつつ楽しく
国家試験対策なども交えてお話しいただきました。
『救急外来での臨床推論』
木島 庸貴先生による、救急外来での対応に関する講義を行いました。
喉の痛みひとつ取っても、重大な疾病が隠れていることがあり、場合によっては早急な対応が必要になります。
兆候やサインを見逃さないための知識を、総合診療医ならではの豊富な経験談に基づきお話ししました。
このように大田市立病院では、大田総合医育成センターの医師を中心とした
勉強会を不定期開催し、後進への教育を積極的に行っています。