第9回石見銀山医学会を開催しました
2020年12月10日
大田市立病院、総合医療学講座、大田市医師会所属の医師が集まり症例発表や講演を行う、石見銀山医学会。
第9回となった本会は、初のWEBを利用した遠隔参加可能型のハイブリッド開催としました。
当院からは、この春より研修中の本田 健研修医(1年次)が、めまいと頭痛から発症した稀な症例の経験について自身の考察を交えながら発表しました。ベテラン医師たちの前で物怖じすることなく立派に話す姿は、研修生活の充実を伺わせるようでした。
総合医療学講座からは、今年7月より着任された牧石 徹也教授が、大田医療圏の現状とテクノロジーを駆使したコミュニティー構想について講演されました。地域医療を守っていくには職種を超えて教え合い・学び合うことやネットテクノロジーを使い倒すことが大切であると語られ、牧石先生が描く大田市の未来構想に、会場全員が聴き入りました。
大田市医師会からは、大田姫野クリニック院長の滋野 和志先生より排尿障害への対応、尿路結石や膀胱炎の注意点などを、実際の症例を提示しながらご解説いただきました。日常的に診察を行う泌尿器疾患についてお話いただき、エコー検査の重要性や膀胱炎治療薬の選び方を再認識する、とても貴重な機会となりました。
今後も本会を通じ、大田医療圏の結束を、より強固なものにしていきたいと考えています。
※感染防止対策として、手指衛生・マスク着用・会場内の換気を徹底し、人数を制限して開催致しました。