【育成塾Vol.20】開催しました

　令和5年１１月９日（木）第20回目の育成塾を開催いたしました。
島根大学医学部附属病院 副病院長 兼 卒後臨床研修センター センター長・教授 鬼形和道先生を講師にお迎えし、『遺伝する病気を持った患者さんに出会った時～対応に困らないために～』と題し、ご講演いただきました。

　冒頭の「遺伝子」の紹介の中で、「臭さ」を認識できない人も結構な割合でいるらしく、「臭い」と感じるかどうかはそれぞれ単一遺伝子の変異（つまり遺伝）により決定していると説明がありました。遺伝性疾患に対する診断技術が飛躍的に向上し、リスク遺伝子を持っていることが分かるようになり早期治療にも繋がっています。一方で「知ること」で難しい選択を迫られる患者さんやご家族も増え、参加者それぞれが「幸福とは何か」ということにも思いを巡らせる講演会となりました。

　今後も育成塾を通して、医学知識・医療の質向上のための取り組みを続けていきます。