第12回石見銀山医学会を開催しました
今回の演題は当院の整形外科、リハビリテーション技術科より2題、
大田市医師会より1題の発表がありました。
【リハビリテーション技術科の紹介】
早期離床を図るために急性期より介入し、退院後の生活につなげるための訪問リハビリまでを、38名のスタッフが担っています。各病棟でスタッフを固定することで、部署間の情報共有をより正確に行い、患者さんの早期退院につなげています。
また、回復期リハビリ病棟では、生活様式を模した空間を設け、退院後の生活に近い状況の訓練を可能にしています。
リハビリスタッフが患者さんの生活を支える大切な役割を担っていることを、改めて実感する内容でした。
【当院における整形外科診療の紹介】
当院では2名の常勤医が整形外科診療を担っています。
大田圏域で多い整形疾患の治療法の紹介、当院で対応可能な疾患、島根大学医学部附属病院との病病連携などについて紹介がありました。
一時期は整形外科医不在の時期もありましたが、整形外科に常勤の医師がいるということは、大田圏域に暮らす人々の大きな安心につながっていると感じました。
【身体表現性障害の漢方薬治療】
大田市医師会より、梅枝伸行院長(うめがえ内科クリニック)の発表がありました。
うめがえ内科クリニックでは漢方薬治療を行っておられ、今回は身体表現性障害(※1)の治療についてお話いただきました。
漢方薬に対する知識向上とともに、うめがえ内科クリニックの診療理念である「すべては患者さんの笑顔のために私たちは患者さんの笑顔が大好き」のとおり、人に寄り添う医療を行っておられる様子を伺い知ることができました。
※1
身体症状があるものの、身体診察や検査では見合う所見がないが、
一方で、症状そのものや症状に伴う苦痛、不安によって、生活に支障が生じている状態