第31回出張指導を開催しました
2023年1月30日
今年度3回目の出張指導は、樋口大先生(島根県立中央病院 救命救急科)をお招きして開催しました。
樋口先生は救急専門医と感染症専門医、そして総合診療専門医の資格をお持ちであり、講演会では地域医療と救急医療の密接な連携についてのご講演、レクチャーでは感染症対応についてのご指導をしていただきました。
講演会では、島根県内各地で勤務してきたからこそ見える課題等を紹介されました。
同じ疾患でも、病院ごとの医療体制により状況は大きく変わります。ドクヘリ搬送をするまでの準備や対応など、地域病院(搬送元)と中核病院(搬送先)の視点からお話いただき、聴講者は当院の現状と比較しながら学ぶことができました。
また感染症対応レクチャーは、参加した研修医や医学生の7名を中心に、 「普段どうしている?」「夜間や休日ならどうする?」など、日常の診療をイメージしながら進めていきました。同じ地域病院でも医療体制が異なることで新たな課題が発生すること、どのような意識をもって診療にあたるべきなのか、なども考えながらディスカッションをすることができました。
研修医や医学生からは「もっともっと聞きたいことがいっぱいあった」「改めて勉強会をしてほしい」「地域病院と中核病院の両方の視点が入っていたので、非常にイメージしやすかった」との声が挙がりました。