【屋根瓦式教育勉強会 “Mother-river Project”】
2023年11月1日
令和5年10月、当院に縁のある医学生や医師が集まって勉強会を開催しました。
日常診療で見逃してはいけないポイントをふんだんに盛り込んで作られた模擬症例に、医学生や初期研修医(※1)が診断や治療方針の検討を行い、専攻医(※2)が指導にあたります。さらに、その指導について、上級医(※3)が指導方法のアドバイスをするといった屋根瓦式教育での勉強会を実施しました。当院の初期臨床研修を卒業したメンバーである専攻医は、研鑽を積んでさらに成長した姿で後輩の指導にあたりました。
また、県内各地で指導されている上級医の先生方から、専攻医や初期研修医へ的確なアドバイスがあり、さらに理解を深めました。
医学生、研修医、専攻医は、それぞれが「教える」「教えられる」の立場になり、参加者全員にとって、改めて気づきの多い充実した勉強会となりました。
※1「初期研修医」
…医師免許取得後、基本的な診療能力を身につけるための2年間の研修中の医師
※2「専攻医」
…初期研修終了後、専門領域の研修を行っている若手医師
※3「上級医」
…臨床研修医に対する指導を行うために、2年以上の臨床経験及び能力を有している医師
※本事業は、しまね地域医療支援センターの「指導体制魅力化事業」を活用して開催しました。
※【Mother-river Project】とは…
大田市立病院を母なる川に見立て、その川で育った研修医が再び後輩育成のために戻り、その後輩がそのまた次に後輩を育てる…そんな思いを込めて企画した当院の医師育成のためのプロジェクトです。