
島根大学医学部大田総合医育成センター 開所式
2011年10月1日
総合医を育成する「島根大学医学部大田総合医育成センター」が10月3日に大田市立病院内に開所。
当センターは、深刻な医師不足の中で、幅広い分野で総合的に診療できる総合医を育成することを目的に、島根大学医学部内に設置された「総合医療学講座」の教育、研究、研修の実践の場となるものです。
当面は、講座の教授1名と、センターの教授1名でのスタートとなりますが、来年4月にはセンターに新たに2名の教員が赴任予定で、より充実した指導体制となります。
当日は、午後2時から開所式が行われ、式には、島根大学医学部から大谷医学部長、小林病院長、当講座の石橋教授、また、センター長に就任する野宗教授、大田市から竹腰市長、楫野病院長ほか関係者60名が出席。
式典では、竹腰市長から「センターは、総合医育成の臨床の拠点であり、医師不足の中、地域医療の充実向上の切り札になるものと期待している。」と挨拶。続いて、小林病院長から「地域医療は地元が一体となり、守り育てる姿勢が重要で、その取り組みの一つとして大田市と協力し当センターを設置した。研修医や若い医師が集まってくる魅力あるセンターにしていくことが重要。」とセンターの意義を強調。さらに、センター長に就任される野宗センター長から「持前の明るさとファイトでセンター構想が一歩一歩実現できるよう頑張る。」と決意を述べられました。
今後、診療を通した教育や研究により、市立病院での医師の確保と診療の充実が期待されます。

